『ワンス・アポン・ア・タイム』シーズン5 あらすじ&感想
アメリカの人気ドラマ『ワンス・アポン・ア・タイム』シーズン5のあらすじと感想をまとめました。
今シーズンは主人公エマが闇に落ちる衝撃の展開から始まり、冥界での冒険など見どころが満載です!
衝撃のダーク・スワン降臨!シーズン5あらすじ

シーズン5は、これまでの物語の前提を覆す衝撃的な展開から幕を開けます。
愛する人々を守るために黒い魔法をその身に引き受け、自ら「闇の王」となってしまったエマ・スワン。
彼女は魔法の王国キャメロットへと姿を消してしまいます。
レジーナやフック、そして家族たちは、エマを救い出し、彼女の内側に宿る闇を消し去るためにキャメロットへと向かいます。
そこではアーサー王や魔術師マーリンとの出会いが待っていますが、伝説の騎士道精神とは裏腹に、キャメロットには不穏な空気が漂っていました。
エクスカリバーの秘密、および「闇の王」が誕生した根源的な理由が明かされる中、物語は2つの時間軸で進行します。
一つはキャメロットでの冒険、もう一つは、なぜか記憶を失ってストーリーブルックに戻ってきた一行の姿です。
シーズン後半では、最愛の人物を救うために禁断の地である「冥界」へと足を踏み入れることになります。
過去に命を落とした懐かしいキャラクターたちが再登場し、未解決の未練と向き合う姿は、人生の折り返し地点を意識し始める大人世代にとって、涙なしには見られない展開の連続です。
主な登場人物のシーズン5のストーリー

エマ・スワン
主人公のエマは、今シーズンで最も大きな変貌を遂げます。
白雪姫の娘として「救世主」の役割を背負ってきた彼女が、ついに「ダーク・スワン」として闇に染まってしまうのです。
冷徹な言動の裏に見え隠れする孤独や、闇の力に抗おうとする苦しみは、責任ある立場を任されることが多い現代人の葛藤にも重なります。
彼女が最後に選ぶ、自分自身の愛の形には圧倒されるはずです。
フック船長(キリアン)
エマへの愛を貫くフックは、今シーズン、エマと並んで物語の中核を担います。
彼女を救いたい一心で奔走しますが、その愛ゆえに過酷な運命を突きつけられます。
彼が自身の暗い過去と対峙し、自己犠牲をいとわない姿に旨を打たれました。
レジーナ(悪い女王)
かつての「悪い女王」は、今やエマの良き友人であり、ストーリーブルックを守る頼もしい存在です。
エマが闇に落ちたことで、レジーナは自分が「光の側」として一行を率いる役割を担います。
彼女の成長と、ロビン・フッドとの切ない恋の行方は、シーズン5の大きな見どころの一つです。
ヘンリー・ミルズ
「物語の書き手」としての自覚を持ち始めたヘンリーは、少年から青年へと成長していきます。
家族の絆を信じ、自らの筆で運命を変えようとする彼のひたむきさは、時に大人たちが忘れてしまった純粋な希望を思い出させてくれます。
メアリー・マーガレット(白雪姫)とデヴィッド(チャーミング王子)
エマの両親である二人は、娘が闇に落ちたことに心を痛めながらも、常に彼女の味方であり続けようと奮闘します。
Mr.ゴールド(ルンペルシュティルツキン)とベル
Mr.ゴールドは、ついに闇の力を失い、純粋な心を持つヒーローになるチャンスを手にします。
一方でベルは、彼を信じたい気持ちと、裏切られ続けてきた傷との間で激しく揺れ動きます。
この2人の関係は、大人の恋愛における「信頼」の難しさを浮き彫りにします。
ゼリーナ(西の悪い魔女)とロビン・フッド
レジーナの姉であるゼリーナは、赤ん坊の母親としての顔と、邪悪な魔女としての本性の間で揺れます。
彼女とロビン・フッド、およびレジーナの複雑な三角関係(あるいは奇妙な共同生活)は、家族の形とは何かを問いかけます。
マーリンとニムエ
キャメロットの魔術師マーリンと、初代闇の王であるニムエ。
2人の悲劇的な恋の物語が、すべての闇の連鎖の始まりであったことが明かされます。
アーサー王とメリダ
伝説の王アーサーは、今作では意外な二面性を持つ人物として描かれます。
一方、映画『メリダとおそろしの森』から参戦したメリダは、父の仇を討つためにエマたちの冒険に加わります。
彼女の勇ましさは、ドラマに爽やかな風を吹き込みます。
ムーランとハデス
久しぶりに登場するムーランは、メリダを鍛える師匠のような役割を果たします。
そして後半の敵、冥界の王ハデス。
彼はゼリーナに対して意外な執着を見せ、悪役ながらもどこか憎めない魅力を放ちます。
ヘラクレス
冥界編で登場するヘラクレスは、白雪姫の初恋の相手として描かれます。
若き日の未練を解消し、前へ進む彼らのエピソードは、人生の「もしも」を考えさせてくれます。
ジキルとハイド
シーズン5の終盤に登場するこの2人は、人間の中に潜む「善」と「悪」を物理的に分離させようと試みます。
この実験が、次シーズンへと続く新たな混乱の幕開けとなります。
葛藤と再生が胸を打つ!シーズン5の感想

シーズン5では、「完全な善人も、完全な悪人も存在しない」というテーマの深まりを感じました。
エマが闇の王になる過程は、決して彼女が悪に染まったからではなく、大切な人を守りたいという純粋すぎる愛が原因でした。
この皮肉な展開は、良かれと思ってした行動が裏目に出てしまう現実の苦しみに通じるものがあります。
また、後半の冥界編では、死者たちが抱える「やり残したこと(未練)」は、どれもが生々しく、愛する人への言葉不足や、過去の過ちへの後悔など、私たちの日常にも通じるものばかりです。
それらを一つずつ解消し、光の中へ消えていく姿に、何度も泣いてしまいました💧
また、レジーナとゼリーナの姉妹愛にも心を打たれました。
孤独を抱えてきた2人が、互いの中に家族を見出し、過去を許し合うプロセスは、血の繋がりを超えた「絆」の強さを感じさせます。
映像美についても、キャメロットのきらびやかな世界観と、冥界の荒廃した不気味な雰囲気のコントラストが素晴らしく、視覚的にも飽きさせません。
新キャラクターのハデスが放つ、少しコミカルで、でも冷酷なカリスマ性は物語に心地よい緊張感を与えてくれました。
まとめ

『ワンス・アポン・ア・タイム』シーズン5は、大人の女性が抱える孤独、愛、および自己受容を描いた傑作です。
自分の中にある「正しさ」に疲れたとき、この物語に登場するキャラクターたちの泥臭くも懸命な生き様は、きっとあなたの心に優しく寄り添ってくれるはずです。

